2013年12月2日月曜日

自信を失うことが多い就活だけど・・・


いよいよ再来年の新卒の就職活動が解禁になりました。少しずつですが、毎年明るい兆しも見えてきているようなので、これは喜ばしいことです。

ただ、実際に活動を始めると、たぶん自信を失うようなことに、思いのほかたくさん出会うのが就職活動だと思います。バブル真っ盛りの就職ならいざ知らず、一社も不採用にならずに就職活動を終えるような人は、よほどでなければいないでしょう。

採用活動をしている企業の側から見ても、合格者よりも不合格者の方が圧倒的に多いという会社がほとんどでしょうから、これは就職活動をする学生さんにとっても同じ結果になります。採用内定という成功体験より、不採用という失敗体験の方が圧倒的に多くなるということです。

また、就職活動の中で精神的につらいだろうと思うのは、この失敗体験が、どんな原因で起こった失敗なのかがものすごくわかりづらいということです。

例えば受験なら、試験結果を自己採点して見たり、問題ができたかできなかったかという感覚があると思います。またそれが極端に大きく外れていることは少ないと思います。
しかし採用試験の場合は、自分としてはいい感触の面接だったにもかかわらず結果が不採用というように、自分の感覚と結果が正反対に食い違うことがたくさん出てきます。しかもその理由がイマイチ良くわかりません。

採用内定した学生さんに毎年話を聞いていると、失敗は失敗として受けとめ、過度に落ち込み過ぎず、かといって軽視もせず、自分なりに理由を分析したり他人に相談したりしながら、自分のやりたいことや適性を自分なりに考え、面接などの場数を踏んでいく中で内定にたどり着いたという人が多いようです。

中にはあまり苦労せずに内定したという人もいますが、そういう人の方が、入社してから「思っていたイメージと違った」「こんなはずじゃなかった」という確率が、少なくとも私が見ている限りでは高いような感じがします。これは就活に苦労する中で、自分なりにいろいろ考えるというプロセスを、踏んでいるかいないかという違いだと思います。

きっと多くの就活生が、当初自分が思っているより苦労をするし、自信を失うことも多いと思います。でもその経験は、後々になって必ず何かの役に立つと思います。

あまりうまくいかない時期があっても根気よく取り組んで、多くの人が良い結果を得られるよう祈っています。


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