2016年3月25日金曜日

運がいい人ほど「自分は運がいい」と思っているらしい



「運をよくするには」とか「運が良い人の共通点」といった話は、いろいろな方がいろいろなことをおっしゃっていますし、「運」をテーマにしたような書籍も、書店ではかなりたくさんの物を目にします。

本当にたくさんのことが言われていて、ちょっと目についたものを挙げてみると、
・人生の岐路で迷った時に、困難な方を選んだ方が運はついてくる。
・楽観主義の方が運がよく成功しやすい。
・夢や目標がかなった状態をいつも頭のどこかで思い描いていると、幸運が目の前に現れたときにキャッチできる。

などというものがありました。

言われていることは、人としてあるべき行動とつながっていることが多いので、それぞれ納得できるものばかりです。

そんな中、最近身近な人たちの何人もから、同じように言われて気になったことがあります。それは、「運がいいと思っている人ほど運が良い」ということです。確かに成功していると見られる人ほど、「自分は運がいい」とおっしゃっているような気がします。

調べてみると、多くの著名人も同じようなことを言っていて、有名な話では、松下幸之助さんが社員の採用面接のとき、よく「あなたは運が良い方だと思いますか?」と聞かれたといいます。ご自身でも、「自分は運がいい」と一日に何度もおっしゃっていたのだそうです。

その理由の一つは、そう自分に言い聞かせて思い込むと、自身が持てるようになり、自分から積極的に行動できるようになるということ、もう一つは「自分は運がいい」と思う人は、今を肯定的に捉えて、悪いことが起こっても他人のせいにしない人、逆に良いことがあれば、それは他人のおかげだと謙虚に思える人なのだそうです。

私自身も自分勝手に「運がいい」と思い込んでいるタイプですが、それで運がよくなっているなら、それに越したことはありません。
私の昔からの知り合いの一人に、これとは正反対の「自分は運が悪い」と言い続けている人がいます。会社の愚痴、仕事の愚痴が多いですが、思い通りの仕事はなかなか担当させてもらえず、いつも火を吹いた大変なプロジェクトばかり、一生懸命やっても大して評価もされず、給料も一向に上がらないのだそうです。

お金を落としたとか、買ったものが不良品だったとか、本人にはどうしようもなさそうな話もあるので、確かに運が悪いと言ってしまえばそれまでのように思いますが、仕事のことに関して言えば、自分にそういったことが降りかかってくるのは、必ず何かしらの理由があるのだと思います。それはたぶん本人にも原因があることです。それを真面目に考えようとせず、ただ「運が悪い」といって思考停止しているように感じます。

運という一見自分ではどうしようもなさそうなことでも、自分の行動や考え方次第では、良い方向に変えていくことができるような気がします。
たかが運、されど運という感じですが、いろいろ言われる「運がよくなる方法」も、何か実践してみると良いことがあるかもしれません。


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