2013年5月4日土曜日

人材紹介会社とのお付き合いで(2)


前回の続きで、人材紹介会社とのお付き合いの中で、「自分たちの会社に応募者を紹介したいと思ってもらうにはどうするか」ということについてです。

実際に取り組んだことの一部は、以下のようなことです。

・紹介された方には、よほどずれていない限りはできるだけお会いする。
 会わずに断る書類選考NGは、紹介した側にとって好ましいはずがない

・接する態度、会社説明、その他の情報提供など、できる限りの誠意を持って行う。
 「良い会社を紹介してくれた」と思ってもらえれば、紹介会社にとってもプラス評価になる。

・選考結果は早めに通知し、詳細なフィードバックをつける
 紹介会社が転職希望者に対して説明がしやすいように結果を伝える。自社と紹介会社の認識合わせにも役立つし、合格であれば応募者のモチベーションアップに、不合格であれば今後に活かす材料にできる。(不合格理由の説明があいまいでは、転職希望者が紹介会社に不信感を持って当たり前) 

取り組みは他にもありますが、要は紹介会社の顔をつぶさず、「あの会社は応募者の評判が良い」と思ってもらおうということです。 結果として、紹介会社との信頼関係ができ、スペックに合わない紹介は減って選考の効率は上がり、紹介数も増えていきました。

ちょっとくだけた例ですが、合コンに自分の友達を連れて行って、そいつが相手から不評だったら、たぶん次は誘わないですよね。逆に評判が良い人次も誘おうと思うでしょうし、自分の評判が良ければ、次も誰かに誘ってもらえるでしょう。そんなことと同じ気がします。

人を介して他人を紹介してもらうことは、仕事上では多くの場面があると思います。通常の人付き合いならば、相手の立場を気にして行動するはずなのに、人材紹介のようなビジネスの形になったとたん、「こっちは客なのに紹介してこない!」となってしまいます。これではWin-Winの関係にはなりづらいでしょう。

たとえビジネス上の取引としての関係であっても、人付き合いの原点に戻って接し方を考えれば、より多くの良い出会いやチャンスがもらえるようになるのではないかと思います。



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