2022年4月18日月曜日

あらためて「運が良い人とは?」という話

ネットで検索してみると、「運が良い人とは?」という記事は本当にたくさん見つかります。

宝くじに当たるような人知を超えた運はともかくとして、どの記事にもわりと共通した条件が書いてありました。その中で一番目についたのは「運が良い人は“自分は運が良い”と思っている」というものです。

 

ちょっとの良いことでも「ツキがある」などと肯定的にとらえ、何か良くないことに出会っても、「自分は運が良いから大丈夫」と思っているので、たぶん精神的にも安定していて、それがいろいろな行動にも表れるのでしょう。心が落ち着いていれば行動も穏やかになり、他人にとっては接しやすい人となり、周りに人が集まりやすくなるのでしょう。

 

他に出てきた条件には、「明るい」「笑顔」「社交的」「楽天的」「前向き」「優しい」「気遣い」「悪口を言わない」など、ほとんどが他人との接し方にかかわるようなものばかりでした。そう考えると、どの項目が入口になっているかは人それぞれでしょうが、運にまつわるすべてのことは、何となく全部がつながっているように感じます。

反対に運が悪い人の特徴には「愚痴」「ネガティブ」「頑固」「他責」「優柔不断」など、周りの人にとっては付き合いづらく、近寄りにくくなるものばかりが挙がっていました。こちらも同じく他人との接し方に関するものがほとんどでした。

 

私が思っている「運」というのは、運という漢字が「はこぶ」とも読まれるように、自分の力というよりも、すべては家族、友人、知人から赤の他人まで、周りの誰かが自分のもとに「運んできてくれるもの」だということです。

周りの人たちから好かれ、認められ、接していて楽しく、心地よく、そういう相手であれば何かつながりを持ちたい、協力したい、支援したいという気持ちになります。こんな他人の気持ちこそが運であり、そういう気持ちを持ってくれる人が周りに大勢いる人ほど、「運が良い」ということになります。

運を切り開くために自分なりの努力をすることは必要だと思いますが、その運は自分で勝ち取るというより、努力する姿を見ていた誰かが、そのことを認めたり共感したりして、何かチャンスを与えてくれるから運がつかめるのです。

 

そうであれば、自分の運を良くする方法は、「自分の周りの他の人たちと誠実に接する」ということに尽きるはずです。ここで言う「他の人たち」とは、友人や知人などの面識がある人たちばかりでなく、お店の人や通りすがりの人など、自分とのかかわりが少ない人やもう二度と会わないかもしれない人も含みます。

また、孤独が運気にとってあまり良くないこともわかります。人づきあいが苦手な人、一人が好きな人はいると思いますが、自分なりの方法で他人や社会とのかかわりを持ち続けないと、運気はどんどん下がってしまいます。

私の知人の一人ですが、寡黙でほとんどしゃべらないにもかかわらず、なぜかいつもみんなの輪の中にはいて、いつもニコニコして話を聞いているだけという人がいます。積極性もポジティブさも感じませんが、常に誰かから声をかけられたり誘われたりして、本人は楽しそうに過ごしています。こんな些細な幸せがあることも、一種の運ではないでしょうか。

 

私も自分では「運が良い」と勝手に思っている方ですが、その理由のほとんどは「周りの人たちに恵まれているから」と感じています。

「運が良い人」には、運を運んできてくれる人が周りにたくさんいるのだと思います。

 

 

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