2012年6月23日土曜日

“納得”しないと“やる気”につながらない


 “やる気”とは進んで物事をやり遂げようとする気持ちです。その事柄をやらなければならない目的や理由を自分なりに理解し、共感、納得することで初めて行動に移すことができます。

 しかし組織、集団で何かをやろうとする時、必ずしもメンバーから納得を得られることばかりではありません。「必要性を感じない」、「目的が理解できない」、「うまく行く方法と思えない」等。

 そんな時、組織、集団を束ねるリーダーは、メンバー達にいろいろな角度からアプローチします。多くの場合はできるだけ論理的に、理路整然と話して納得を得ようとします。このようなコミュニケーションは非常に大切ですが、人が共感、納得するには感情的な側面が多くを占めていることも理解しておく必要があります。

 「あの人に言う資格はない」、「言う通りにしたけど裏切られた」、「えこひいきされた」、「どうせ自分はやらないくせに」等。論理的には筋が通っていても、組織やリーダー自身の過去の行動、信頼性や人間性によって納得を得づらくし、メンバーのやる気を阻害していることも多いのです。

 逆に言えば論理的にまったく筋が通っていなくても、本人が納得さえすれば“やる気”を持ち、行動につながります。「あの人に頼まれたら断れない」、「信じてついて行こう」などが極端な例です。要は“人間力”ということです。これは組織そのものやリーダー自身の過去からの積み重ねに左右されます。社員のやる気を高めていくには、組織の持つ“人間力”を常に意識していくことが必要です。

2012年6月22日金曜日

人がやる気を出す要素


組織への帰属意識や、人のやる気にかかわる要素として、大きく以下の4つの項目があると言われています。
(1)組織の活動内容(事業や仕事内容)の魅力
(2)組織を構成する人の魅力や組織風土の魅力
(3)待遇やその他条件の魅力
(4)組織が掲げるビジョンや理念の魅力

 関連する事柄は大体この中に分類できると思いますが、その捉え方は個人の価値観によって、優先順位も重み付けもバラバラです。
 ただ、いろいろな方にお話をうかがっていると、これらの事柄を自分の価値観で簡略化して捉えていることがよくあります。「うちの会社は給料安いから、みんなやる気が出ないよね」などと言うのが典型で、他には「大手みたいに福利厚生がないから」とか、「所詮下請けだから」などです。しかし、このように言っている本人はあまりその様には思っておらず、どうも本音がつかみ切れない部下達の様子などを見ながら、勝手に理由付けをして諦めているようです。
 企業や組織で働く中で、些細なことでも“やる気が出た”、反対に“やる気を失った”というような経験は誰でもいくつか持っていると思います。“人のやる気”というのは些細なことに左右され、そのポイントは人それぞれ違います。ちょっとした言葉のかけ方だけで行動が変わってしまうこともあります。決めつけて諦める前に、まず一人ひとりをよく観察して見てはいかがでしょう。案外すぐに出来ることが見つかるかもしれません。