この方は、社長就任早々に社内の問題を探るべく、社内各署にアンケートを実施したそうです。「自社の良い点、悪い点を記せ」というような簡単な物だったとのことですが、収集してみたところ、圧倒的に悪い点の記載が多く、しかもほとんどが他部門に対する指摘、批判だったそうです。要するに“問題点は他者のせいにして放置してしまう風潮があった”ということです。
運動と言っても、会議や懇親、社内イベントなど、社長が顔を出せる場にできる限り顔を出し、事あるごとに“自責!、自責!”としつこく言い続けたという事のようですが、これによって少しずつ、まず自分はどうなのかを考え、他部門の様子にも気を配るようになり、徐々に組織の生産性も上がっていったそうです。
自分のできる範囲で組織全体の状況を捉え、自分たちの出来ることを考える風土を作っていくことは、社員の“やる気”にとって非常に大事だと思いました。そして何より、「しつこく言い続けることが重要だ」ということです。
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