2015年1月5日月曜日

ジャニーズのリーダーが語る、「メンバーが楽しく仕事ができるように」というリーダーシップ


お正月というのは意外にやることがなく、その気がなくても自然にのんびりしてしまうものです。私も結構暇な時間が多く、テレビの正月番組もそれなりに見ていました。

そんな中で見た人気グループの嵐のバラエティー番組で、ジャニーズ事務所に所属するグループのリーダーが集まって、リーダー論を語り合っている場面がありました。
 
さすが注目されるグループをまとめているだけのことはあると感心して見ていましたが、その中でNEWSのリーダーの小山慶一郎さんが、「他のメンバーが楽しく仕事をしてくれるのが幸せ」と語っていたのがとても印象に残りました。

小山さんは、自分では決断することができなくて、他のメンバーの意見を否定せずにみんな“それいいね”と言ってしまうのだそうです。そうすると“お前どっちなんだよ”と怒られ、“お前の意見はどうなんだ”と突っ込まれてしまうのだそうです。

テレビの中では、それが本人の意見だし、そう思えるタイプがリーダーとしてふさわしいのだという話になっていましたが、これについては私も同じように思いました。リーダー像に関する同じような悩みというのは、一般的な企業の中でも良く見かける光景だったからです。

特に多いのが、「リーダーらしく振る舞えない」というような、一種の思い込みのようなものです。
リーダーは「先頭に立って走らなければならない」「自分が決めなければならない」「メンバーよりも能力が高くなければいけない」「的確な指示でメンバーを動かさなければならない」などと思っていて、自分自身のことを「まとめられない」「指示できない」「決断できない」などと言います。

ただ、このジャニーズのリーダーたちの対談を見てもわかる通り、リーダーシップの発揮のしかたというのは、メンバーの構成、リーダーも含めたそれぞれの人の性格、その時その時の事情によって異なってきます。

何も先頭に立って走るだけがリーダーではなく、最後尾からフォローするのも、ヒントだけ与えて考えさせるのも、ただ黙って見守るのも、メンバーが気分良くなるように盛り上げるのも、みんなその人なりのリーダー像です。

「リーダーらしくない」と悩んでいる人ほど、自分の特性とは違うリーダー像を描いていることが多い気がします。自分ではなかなかできないことができる人に対する、一種のあこがれのようなものがあるのかもしれませんが、自分なりの得意な方法で発揮できるリーダーシップというのは、誰でも必ず何かは持っています。

この番組を見ていて、自分なりのリーダー像を見つけることが、あらためて大事だと思っていたところです。


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