2013年1月12日土曜日

専門家と呼ばれる人達のこだわり


私の家の最寄駅近くに、キューバ好きのバーテンダーさんがいるBarがあります。
「モヒート」というキューバのカクテルにこだわりがあって、キューバから持ってきた品種のミントを自家栽培して、それがなければ注文しても出してくれません。

お砂糖を使うのですが、キューバの砂糖でないとダメなんだそうで、こちらに輸入されている物では上等すぎるらしく、スーパーで売っているような、“安い”砂糖が良いそうです。もうすぐストックが無くなってしまうらしく、「キューバに砂糖を買いに行かないと・・・」と言っていました。でもこれって“安売りの砂糖を買いにキューバのスーパーに行く・・・”ということ??。要はそれくらいのこだわりがあるということで、話を聞きながら感心していました。

いろいろな専門家の方々(必ずしも仕事上の専門ばかりではありません)にお会いすると、みなさん専門分野に関しては、必ずこだわりを持っています。

「食」であれば素材や調理法のこだわり、スポーツであれば道具やトレーニング法へのこだわり、他にも車のパーツや運転技術、釣りの仕掛けやえさ、音楽の楽器や演奏技術、写真の機材やテクニック、などなど。挙げればきりがありません。
これは、専門家だからこそこだわりがあるのと、こだわっているから専門家になれたという両面があるのだと思います。

私にももちろんこだわりはあります。趣味はともかくとして仕事に限れば、やっぱり多くの人がハッピーと思える職場づくりにかかわりたい、今よりちょっとだけでも「良くなった」と感じるような仕組みづくり、場づくりを、人事という切り口で支援したいと思っています。
「かかわって下さる方々には絶対に誠実に!」です

やっぱり高圧的な経営者の片棒を担ぐような仕事はしたくないし、相手をリスペクトしない態度の人は嫌です。自分が共感できる人、尊敬できる人、自分を信頼してくれる人、困っている人を手伝いたいです。(もちろん相手の事情を理解して共感しよう、信頼を得ようという、できる限りの努力はします。)
私のこだわりなんて、一流の人たちから見れば全然チョロイものなので、もっとこだわりを持とうと自分にはいつも言い聞かせています。

こだわりというのは、物事を進める上での推進力であると感じます。こだわることが、いろいろな形でやる気につながります。こだわりがないということは、言い方を変えれば何でもいい、どうでもいいということで、人任せ、投げやりになります。

仕事でもプライベートでも、もしもいまいち張り合いがないならば、自分なりのこだわりを持ってみると良いと思います。まずは小さなこだわりでも、それが発展して大きなやる気につながっていくこともあるでしょう。こだわり続けていて気づいたら、いつの間にかすごい専門家になっているかもしれません。


0 件のコメント:

コメントを投稿