2013年4月2日火曜日

新入社員の方々へのお願い


新年度に入り、新入社員の方々が入社してきています。街角でも沢山の新入社員の方々を見かけますが、社会人経験が長くなると、なぜか一見してわかってしまいます。たぶん初々しさとか、ぎこちなさとか、周囲に発するエネルギーとか、何かが違うのだろうと思います。

最近の新入社員について、ある大手企業の方から聞いたお話で気になることがありました。それは会社に入社できたことで、もうすでに満足してしまっている人がいるということでした。
就職活動がとても厳しい時代に大手企業に入社できたということで、無意識のうちに自分は勝者という感覚を持っていたり、就職活動自体が長く苦しいものになっているので、入社が決まった段階で安心して力尽きてしまっているようなことがあるようです。

その結果、入社直後にもかかわらず、研修その他への取り組みが意欲的でなかったり、社会人になるという心の準備ができていなかったり、あらためて点火するのに時間を要したりということも多々あるようです。

新卒の就職が厳しいことの反動なのでやむを得ない所はありますが、新入社員の方々にはもう一度気持ちをリセットして頂き、これから長く続く社会人人生の良いスタートを切って頂きたいというのが私のお願いです。

そんなことを思いながら、かつてバブル期は、逆の意味で社会人生活の良いスタートを切れなかった新入社員がいたことを思い出しました。採用する側とされる側の力関係に歪みがあるのは本当に良くないことだと思います。良いバランスの世の中になることを望むばかりです。


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