2013年6月5日水曜日

よく道を尋ねられる人


「私って、よく道を尋ねられるんですよね」という人に、ときどき出会います。
そういう私自身も、外を歩いているときによく道を聞かれます。周りに他の人が大勢歩いていても、私が声をかけられるので、たぶん自分の思い込みだけではないと思います。
もちろん、できるだけきちんと教えますし、一緒に地図を見たり、わかりそうなところまで案内したこともあります。

以前、採用活動をお手伝いしているクライアントの会社説明会をある公共施設で行ったときのことですが、その施設では他にも多くの会合があったようで、説明会場の案内役をしていたある男性社員に、いろんな人が全然関係ない会合の場所を次々に尋ねていました。

その男性社員は、ちょっとおとなしい感じですが、真面目な優しい方で、本来ならば関係ない人から関係ないことを聞かれているのですが、「それはここの会場みたいですよ」などと真面目に案内していました。(他の社員からは、「この施設の係員と間違われているんじゃない?」なんてからかわれていましたが・・・。)

道を尋ねられる人と、尋ねられない人の違いが何なのかと考えてみましたが、結局は見た目や雰囲気、第一印象しかないはずです。
私は具体的な分析はできませんが、たぶん声をかけやすいと感じる、答えてくれそうと感じる何かがあるのだと思います。また、よく聞かれるということは、多くの他人がそう感じるということです。さらにその見た目の感覚というのは、意外に合っているように思います。一人ひとりは感覚でも、数が重なれば客観です。

他人がその人に対して持つ何らかの印象というのは、自分が意識していないこと、気づいていないことも多いはずです。他人の第一印象に影響することというのは、やはりその人の日々の行動や考えていることなどで、その人の内面が見えてしまうということなのだと思います。
自分の第一印象をよくしたいと考えるならば、結局は自分の内面を磨く事しかないように思います。

そんなことを考えていたら、「道を尋ねられるのは、意外にいいことかも」と思っています。


0 件のコメント:

コメントを投稿