2012年9月22日土曜日

部活の一年生

 中学のテニス部の娘から、ある日こんなことを聞かれて話をしました。

娘:「昔って1年が3年にタメ口なんてことあった?」

私:「さすがにそれはないね。もしそんなことあったら大変で、3年から2年が締められ、2年が1年に怒るっていう感じで、関係無い奴も全体責任だね」

娘:「そうだよねえ・・・。でもうちの2年にはそういうこと注意する人は誰もいないし、他の3年もダメだし、結局自分が言うしかないんだよね・・・。」

私:「面倒だけど、それは言うしかないね。」

娘:「みんないちいち言わないと何にもやらないんだよね。3年がコート整備してても1年は遊んでたり、先輩と会っても挨拶しなかったり・・・。この間も試合に行った先で、ふざけてうるさくて、他の学校の先生にまで注意されて、それでも直らないから『お前ら帰れ』って途中で帰らせた」

私:「注意すればやるようになるの?」

娘:「いちおう素直に聞くんだけど、挨拶しろって注意して、その後会ったらタメ口で『おはよう!』って言われてさ。『おはようご・ざ・い・ま・す』だろうって!。最低限の敬語もできない・・・。」

私:「うーん・・・。でも本人たちには何の悪気も無さそうだね。たぶん注意されてる意味もあんまりわかって無さそうだね」

娘:「もしかしたら、悪気がないのって実は一番タチが悪いのかな・・・。」

 何かどこかで聞いたような話・・・、そう、困った新入社員や若手社員の話と同じでした。

その後、会社でも社会人でも同じようなことがあるんだよ、という話をしたところ、娘が最後に一言、「大人になってから絶対困るのにねえ・・・」

こんなことを言っている張本人だって、挨拶も言葉づかいも実はかなり怪しいものなんですが、それでもまだ意識を持っているだけマシなのかな、などと思っています。

企業の人材開発担当の方は、これからまだまだ当分先まで、更に強敵がやって来そうです。心して取り組まないといけないようです。

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