2013年11月29日金曜日

改めて実感したリアルの大切さ


私は仕事でもそれ以外のことでも、関係する人にはできるだけ直接お会いし、直接お話して、直接現場を見ることの大切さをいつも思っています。

あるきっかけで、九州地方の地元の事業者との交流会を経験したことがあります。農業や地元産品にかかわるお仕事の方々が多かったですが、自分勝手に思っていた「農家」のイメージに反して、若手の「経営者」というのがふさわしい方々が実はたくさんいらっしゃいました。地方ならではの苦労やハンディはあっても、それぞれが工夫し、IT技術など新しいものも活用し、できることから粛々と、でもイキイキと取り組んでいらっしゃいました。

こういう事情は、やっぱり実際に見て、お会いして、お話しないとわかりませんでした。また一度お会いすると親近感もわくし、知り合いということで情も出てくるし、人と実際につながることは本当に大事だと思いました。

ある会社の新入社員の女性から、学生の卒業旅行に関する話の中で聞いたのですが、彼女たちの同世代で特に男子は、「ネットで見ればわかる」とか「日本より不便だからイヤだ」などといって、海外旅行にはあまり行きたがらないそうです。

実際には見ていないのに、バーチャルの世界でわかったつもりになり、それで満足してしまっているということなので、何かとてもマズイ傾向ではないかと感じてしまいます。

確かに直に経験できることには限りがあるし、書物や映像やネットを通じての知識や経験も大事です。
でもやっぱり、それらはあくまで直接の経験を補完するものでしかないということを、あらためて意識しなければいけないのではないかと思いました。

リアルの大切さをあらためて感じた一件でした。


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