2012年10月16日火曜日

内定式から入社までの取り組み


この10月初旬には、来年度の新入社員の内定式を行った会社も多かったようです。

これから来年4月の入社までの間、事前研修で業務知識を詰め込んで、できるだけ早く戦力化しようというところ、入社に向けて社会人の心構えを整えさせようというところ、仲間意識を盛り上げるために定期的に顔合わせをしようというところ、別に何もしないというところなど、各社いろいろだと思います。

人事担当の方々は、過去の新入社員の状況を考え、今年採用した人達の様子をながめ、外野からいろいろ言われたりしながら、毎年どうしようかと悩まれていることと思います。なぜ悩むかといえば、どうすれば良いかという絶対的な正解がある事柄ではないからでしょう。

私の経験で一つだけ言えるのは、内定者への対応は、やり過ぎでもやらな過ぎでもなく、「ほどほどが良い」ということです。これから入社しようという人達自身が許容できる内容でなければ、せっかくの取り組みがかえって逆効果になってしまうこともあります。

ただ問題は、この「ほどほど」という程度が、個人によっても会社によっても全く違うということです。
ではどうすれば良いのかを考えると、会社は採用時にある程度自社の価値観に合う人材を選別している訳ですから、その採用した人達の様子を見ながら、自社の状況を重ね合わせて考えるしかないということになります。

結局、人事担当者が毎年悩まなければならないのは、変わらないのかもしれません。


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