2012年10月26日金曜日

今の学生さんは優秀


最近、急きょ新卒採用を、という会社がいくつかあり、そのお手伝いで、学生さんと接する機会が多くなっています。

私が採用活動に関わる中でいつも感じるのは、「自分が学生の頃よりみんなよっぽど優秀」ということです。もちろん程度の差はありますが、総じて真面目で、いろいろことをよく考えていると思います。

自分のことを振り返ってみると、大学卒業の頃なんて大した事も考えておらず、将来に向けた目的意識や職業意識も、ほぼ皆無だったような気がします。

今より子供の数が多かったので、野放しという部分も多かったですし、今のように個別の手厚いサポートもないし、ネット環境などある訳もなく、情報量は今に比べて圧倒的に少なかったですから、仕方が無い面もあったのかもしれませんが、平均値は今の方が確実に上ではないかと思います。

自分だったら「面倒くさい」「別にいいや」と思うようなことに取り組んでいる方がたくさんいらっしゃり、感心させられることが良くあります。
そんな方々が、就職氷河期ということで、社会に出ることが難しくなってしまっています。社会的には大きな損失だと思います。

しいて今の学生さんたちのマイナス面を言えば、みんな平均化されていて、個性的な要素は減っている気がします。

かつては変わったアルバイト、変なサークル、先輩や後輩、友人との面白い付き合いなど、個性的なエピソードを聞くことがあったり、訓練されないまま面接に来るので、かえって人となりがわかる面白い話ができたりということがありましたが、そういう機会は少なくなりました。

これも社会全体の流れですから仕方ないのかもしれませんが、自分なりにちょっとの個性を考えてみても良いように思います。

私のようにいいかげんな学生でも、今は無事に仕事ができるようになっています。それよりは確実に優秀な今の学生さんが、同じようにできない訳はありません。
就職活動中の方は、悲観せずに是非頑張って頂きたいと思います。


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