2012年11月15日木曜日

日本人のDNA


以前見たあるテレビ番組で、日本人のDNAについての話をやっていました。

全人類の祖先のDNAから、その人の系統をたどるような内容だったのですが、出演されていた講師の先生が、番組の最後の締めのお話で、

「日本人の持っているDNAを見ると、他の地域では無くなってしまった古いタイプがずいぶん入っており、これは様々な所から日本に人が入ってきた時に、一方を滅ぼしたりするような争いが少なかったと考えられ、昔から日本では、色んな所から来た人たちが仲良く暮らしていたからだろうということをDNAが教えてくれる」

とおっしゃっていました。

この話への感じ方は人それぞれと思いますが、私はそれを聞いた時、「なるほど、そんな所あるよな」という感覚と、日本人の持っている資質の良さを改めて見直せたような気がしました。

もちろん「自己主張が下手」とか、「言うべきことを言わない」とか、日本人の弱点として批判されることはあるでしょうが、これを反対から見れば、「まず他人を尊重する」「相手の気持ちに気を配り、察することができる」などとも言えます。

日本人が、多くの価値観を持つ人たちと、穏便にうまくやっていくことができるということが、太古の時代から遺伝子レベルで育まれている特徴であると考えると、これは簡単に変えられる話ではなく、この特性の良さをいかに活かしていくかが大事なのだと思います。

私が人事に携わる者として持っている価値観でもあるのですが、企業というチームの中では「競争」も必要だけど、それよりも「共存」、「共生」がもっと大事だと思っています。やはり企業人事という中でも、そんな取り組みがしていければと思っています。

「“競”から“共”へ」なんてキーワードはいかがでしょうか…。


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